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通関士の通信講座はこんなふうに選びたいものです

通関士の通信講座は、大半の受験者、それもまだ知識も経験もいっさいない
まったくの素人の受験者の大部分にとって有益な効果をもたらしてくれます。

そんな通関士の通信講座ですが、どの会社から取り寄せても同じ効果が
出てくるわけでもありません。
そこで、通関士の通信講座について、選ぶときの最近のキーポイントを整理してみます。

・映像を駆使した教材がしっかりとつくられている
これは今の通信講座ではほとんど必須の条件といってもいいでしょう。

通学講座と違って通信講座は、通関士の授業を、先生の目の前で聴けませんね。
これは大きな弱点になりかねないことですが、その弱点を補って余りあるのが
DVDやWebの動画を使った映像での講義
です(いわゆる、eラーニングですね)。

これがしっかりしている通関士通信講座ほど、学校に行く代わりに選ぶ価値があります。
できれば、テレビの教育番組のようによくできている講座を選んだほうがいいでしょう
安くつくられていると、先生が説明をする場面をただ正面から撮っただけの利用しづらいものもあります)。

・サポートがしっかりしている
これも通関士の通信講座では大事なことですね。通信講座では先生やスタッフと
直接接することができません。さまざまな通信手段を使って受講者をサポートする仕組み
確立しているところがいちばんです。

質問をする方法がたくさんあることや、返答が迅速なことは大きいですし、
今だったらWebを通したサービスがあるかどうかも大きいです
受講者が使える会員制のWebサイトやメールマガジン等があるとベストでしょう)。

・通学講座と通信講座を併設している会社は、予算に注意
大手のスクールは、通学講座も通信講座も合わせて開講していることが少なくありません。

これらのスクールではどちらの講座にも資金を大量に投じていることが多く、
そのことを実感できる環境で勉強できるのはいい点です。しかしその分金額が割高になりがちです。あまりお金をかけたくない人は通信講座専門の会社に目を向けるほうがいいのではないでしょうか。

ここまでにあげた点は、就職や転職をどこにするか迷っている人たち、
通関士のことを知らないのに興味が出てきた人たちにかなり共通している項目です。
こうした項目に注目しながら通関士の通信講座の各社の資料を見つめてみましょう。

通関士の勉強は独学ではかなりの負担ですから、今では全国的に開講されている「通関士講座」をどこかで使ったほうが近道です。

それではどんな講座を受けるほうが合格に向けて能率よく勉強していけそうでしょうか? 
通関士のことを知らないレベルの人たちに特に望ましい講座を今からここで解説しましょう。

大きく分けるなら、通関士には通学講座と通信講座があります。
通関士を先生に習うというと、真っ先にイメージされるのはおそらく学校の講座、すなわち通学講座のほうでしょうが、最近では通信講座もかなり一般的な学習法になってきています。

通学講座のいい点は、学校という「講義や勉強には最適な場所を使えることでしょう。
もちろん先生の指導を直接受けることができ、それから質問をその場ですることができる点も大きいですね。

それでは通学講座は、すべての通関士試験の受験者に向いていそうでしょうか? 

そんなことはありません。通学講座が向いているのは、

・学校が、ものすごく近くて便利な場所にあって通いやすい
・大きな教室のような環境に行かないと勉強ができない

こういった人たちで、それ以外の人たちには最善の策になるとは決まっていません

通学講座では、基本的に受講期間中に8割以上の出席をしないと意味がないと思われますが、多忙な合間を縫ってそれを達成することは受験者にとってかなりのネックになるのです。
また、授業料が高めなことはやはり否定できません。

通信講座だったらどうでしょうか? 

通信講座が向いているのは、

・時間をできるだけ有効に使いたい
・独学に近いやり方で、なるべく自由なスタイルで通関士を受けたい

こういった人たちでしょう。

実は、これらの要素は大半の通関士受験者が持っている要素でもあるため、
通学講座よりも通信講座のほうが勉強しやすい通関士受験者のほうが実は多いはずです。

通信講座が向いていない人をあえて探すとしたら、
「完成された教材を送ってもらっても、それになかなか手を出さずに部屋のどこかに積んでしまう」という性格の人でしょうか。

ところで肝心の学習効果のほうですが、
通信講座と通学講座の間の垣根はほとんどなくなっています。
もちろんこれは会社による違いがあるのですが、通信講座は教材が劇的に発達したために、
通学講座に引けを取らない
指導を期待することができます。

総論としては、今では通信講座を厳選してから申し込むと、通関士を
家で勉強することがもはやハンデにならなくなっているのが現状です。
通学する方式に思い入れがある人は別ですが、そうではない人たちには
まず通信講座から探すほうがおすすめでしょう。

通関士の試験を、独学で何とかすることができそうだったら? 
そのときには是が非でも独学したいと思っている受験者はやはり多いでしょう。

独学は、スクールに通うときと比べて大きなメリットがあります。
つまり、高い授業料や入学金を用意しなくていいですし、
スクールに何ヶ月もの間足を運ぶ必要もありません。
就職や転職を考えている受験者にとってはお金や時間がかかってしまうことは
大きな負担
になりますから、独学で通関士に受かりたいという思いも自然と強くなるようです。

なんとかして、お金をかけず、時間にも縛られずに独学で通関士に受からないかと
思っている受験者には、いったん「お試し期間を設定することをおすすめしたいと思います
(全体の勉強時間や勉強計画を決めるためのアドバイスは
他のページで指定していますからそちらを参考にしてください)。
勉強をいつからどれくらいの期間をかけてやるのかを決めてから、
その期間の最初に、独学をチャレンジする期間を挿入してみるわけです。
この期間は好きなようにきめてかまわないですが、あまり長すぎるとよくありません。
せいぜい半月くらいまでにするほうがおすすめですが、
試験日までに1年近くあるような場合だったら1ヶ月くらい使ってもいいでしょう。

さて、その独学お試し期間中に、少しでもはかどらないと感じたら、
その時点でもう自分には独学での通関士受験は重荷すぎると実感して、
切り上げたほうがいいでしょう。そのまま粘っても勉強がはかどる可能性は非常に少ないため、時間を浪費することになってしまいます。

実際に独学を試してみた人はこれまでにも少なくないのですが、
早めに見切りをつけた人もまた非常に多いですね。
つまり、独学では難しすぎると実感して、早々と通関士のプロの先生に教わる方法に
切り替えて得をした人が多いということです。

独学による通関士受験に未練を感じている人たちは、独学を試してみて無理だと悟ったあとには、通信講座を使うほうがいいでしょう。つまりスクールよりもかなり独学に近いからです。
通信講座では、在宅で受講できるため時間の縛りがほとんどないのにスクール同様に教えてもらえます(よく選ぶと、スクールの数分の一で済む通信講座も見つかります)。

通関士の勉強は、昔も今も主流はスクール等を利用することです。
通関士の勉強は普通の受験者には親しみのないことばかりですし、難易度も高いですから、
プロの先生に教わったほうが無難だからです。

しかし、スクール等の学習機関をいっさい利用しない、つまり独学で通関士を
勉強しようとする受験者もいます。これは毎年必ず出てきているようです。
そうやって通関士の受験で独学をするとしたら、それはどういう人に向いているでしょうか? 

答えから書くならこうなります。

・科目の免除を受けられる立場の、実務を長年経験している人
・そこまでいかなくても通関士に近い分野で働いてきて
貿易や通関業務のことを実地で経験している人
法律全般を本格的に勉強した経験がある人
・わからないことができたときに、そのことを確認できる方法がある人
(たとえばコネがあって、すぐに現職の通関士等にアドバイスをもらえる人)

ちなみに通関士の受験勉強を経験しただけでは、独学が成功しやすくなるとはいいきれません。
これはつまり、通関士試験に落ちたことがあるか、途中で受験をあきらめた人たちのことですが、通関士の試験では不合格者も脱落者も多いので、それだけでは有利にはなりません。

通関士の独学は、こうして見ると一般の受験者には当てはまらないように見えますが、
それをもっと具体的に書いてみましょう。

~わからない部分が出てきたときに質問することができない~
上にも書いたように、誰かにアドバイスや的確な回答をしてもらえる環境に恵まれていないと、通関士の独学はなかなか前進しないはずです。テキストがどんなにわかりやすく書いて
あっても、独学では絶対にわからないことが出てきます。そこで独力で調べても
時間がかかりますし
、最悪の場合は正しい理解にたどり着けない可能性があります。

~独りよがりの勉強になりがちで、それを修正できない~
質問ができないことから派生して、独学での通関士の受験勉強は独りよがりに走る傾向が
強いですね。我流というと聞こえがいいですが、正しい理解ができているのか、
正しい方向に勉強が進んでいるのか、確認することができません

~受験対策を受けることができない~
前年度の試験の動向等が書いてある書籍を探して買ったり、インターネット上のソースを探して読んだりすることはできるでしょうが、それだけではとても足りないでしょう。
これも結局、独りよがりの受験対策になってしまうことが関の山です。

通関士の独学は、かなり勝率が低い賭けだというわけです。
それでもあえて独学をしてみたい人は次のページで、その試し方を考察してみてください。

通関士の過去問もテキスト同様に、探そうと思えばたくさん探すことができます。
売っている場所はたくさん探すことができますし、
実はただで配布している例もあるほどです(インターネットで探したら、
あっけないくらい簡単にただでダウンロードできるサイトが見つかります)。
通関士のテキストも種類が多い以上、内容にこだわるべきです。

~最新の通関士の過去問を入手すること~
テキストと同様に、過去問も最新のものを(つまり、前回の通関士試験まで含めた内容で)
入手しないと受験の役には立ちません。

通関士の過去問は、前回の試験までの傾向を知ることが主目的でもありますから、
古めの過去問ばかりでは役不足になってしまいます。
それに解説についても、前回の試験をよく研究した上での言及がされていないと
最新の受験対策をすることができません

~解説がたっぷりとついていること~
通関士の過去問には、安く手に入るものほど解説が少ないという意見もありますね。実際に
ただで手に入る過去問は、解説が少ないか、またはいっさいついていないことまであります。

解説がどれだけ大事かはいうまでもありませんが、その選択肢が正解である理由だけではなく、他の選択肢ひとつひとつについてどこが妥当でないのか書いてあるほうがいいでしょう。

~複数年分(たとえば5年かそれ以上)でまとまっていること~
通関士の過去問は、各年度の試験問題を比較することに深い意味があるものです。
比べることで、どのあたりがよく試験問題に採用されているのかがわかりますし、
問題によっては数年おきに採用されているという法則までわかってくるものです。
こういった傾向や法則性は、通関士試験の運営本部が、
根気よく勉強する性格の受験者にプレゼントしている特典だと考えてほしいと思います。

テキストと同様に、通関士の過去問も、自分で直接買うよりもまとまったセットを
用意してもらうほうが好都合です。
通学ないし通信講座で注文すると、洗練されたテキストが手に入るチャンスがあります。
それに過去問のほかに、オリジナルの練習問題まで一緒に用意してくれるのが普通ですから、一石二鳥となります。

通関士のテキストは、探そうと思えばたくさん探すことができます。本屋に行っても、
少し大きめの店を選んだら書棚に通関士のテキストも見つかるでしょうし、
オンライン通販を利用するならたくさんある中から選ぶことができます。
選択肢が豊富な時代だからこそ、通関士のテキストは選び間違えないようにするべきです。

通関士のテキストを買うときに注意したほうがいいことはどんなことでしょうか? 

~最新のテキストを入手すること~
通関士の試験も毎年新しい変化が入っています。また、法令が中心の勉強になりますが、
法令は毎年どこかが変わっています。前回の試験までの変化や、
最新の法改正の内容が反映されたテキストでないとじゅうぶんな受験勉強ができません。
中古品をオークション等で買うことは、あまりほめられることではありません。

~読みやすさと専門性が両立していること~
読みにくいテキストではおそらく読み続けられず、通関士受験そのものが挫折してしまいます。
とにかく読みやすい構成・編集がされているテキストにするべきでしょう。

文字ばかりですし詰め状態のページが続くテキストや、白黒で機械的なテキストでは通関士初心者の学習には向きません。
ページにある程度余白が入っていてすっきりしていること文章の合間に見取り図やイラストが入っている(文章だけでは分かりにくい点をヴィジュアル的に理解させてくれる)テキストが理想です。

また、1色刷りではなく2色刷り、できれば3色かもっとカラフルにつくられている
テキストのほうが読んでいて目が疲れません。

ただし、読みやすいだけでもいけません。極端な例では、初心者でもわかるようにはなっているものの、大事な部分の説明が抜け落ちている例もあるようです。通関士試験に出る範囲を余すところなく説明しているテキストが必須です。

~分冊されているシリーズを使うと勉強時間が増える?~
これは、勉強時間を増やすために望ましい点です。
1冊だけで全部を説明するテキストは、どうしても重く分厚くなりがちです
(たまに知識の補充目的に使うくらいならいいのですが)。
ページをめくるだけでもしんどいものですが、
持ち運びに向いていません。

しかし通関士の勉強は、できれば部屋以外の場所でも暇を見つけてやるほうがいいものです。
つまり外に持っていけるサイズのほうがいいわけです。
1冊で全部を説明するのではなく、数冊に分かれていて、1冊が軽めにできているシリーズが
この用途に向いています。

ここまでを総合すると、通関士のメインのテキストは、自分で直接買うよりも
まとまったセットを用意してもらうほうが好都合です。
通学ないし通信講座で注文すると、洗練されたテキストが手に入るチャンスがあります。

通関士の勉強は楽には終わりません。しかし難易度や合格率のデータが教えてくれるように、通関士の勉強は、これまでの試験問題のような、手に入るデータをすみずみまでコツコツと目を通してやりぬくことで成功に向かっていけます。

それでは、普段の通関士の受験勉強の具体的な中身となるとどうでしょうか? 
通関士の勉強を成功させてくれるのは、「暗記を中心とした理解・吸収と「問題演習
の繰り返しです。
通関士の予備知識がいっさいない、未経験者にとってはそれが王道の通関士勉強法といえます。

~暗記を中心とした理解・吸収~
基本的には通関業法から勉強していかないといけませんが、最初から見慣れない法令の勉強をしないといけないため、そこで抵抗を感じると失敗のリスクも増えます。
全体を見渡して、各科目の各部分の特色を把握してからとりかかることもいいですし、
自分にとってとりかかりやすそうな部分があったらそこからはじめてしまってもいいでしょう。

率直な話、よく試験に出る範囲から先にやりはじめてしまってもかまいません
この段階で早くも、過去の試験問題が役に立ちますが、
問題集をテキストよりメインの教材にしてしまっても実はOKです。
たとえば、問題に出ている部分をテキストや参考書、あるいは関税六法から探して
読みはじめてもいいのです。とにかく、通関士の勉強の糸口をつかむことが大切だからです。
ある程度わかってきたら、テキストや関税六法の法令を改めてよく読んで、仕組みを理解します。仕組みが理解できたら、難解な用語の暗記もだいぶ楽になります。

~問題演習~
問題演習は重大なことですが、最初は問題をなんとなく読んだりなんとなく解いたりして
勉強のきっかけをつかむことからはじめて、少し経ったら本格的に解いていく段階に
切り替えていくとうまくいくでしょう。

問題演習は、試験によく出る範囲や、出題パターンを覚える上でもとても役立ちます。
この部分は他の受験者にもできることですから、よく出る部分を絶対に正解できるように
することが合格への最短ルートとなります。

問題演習では、途中から、本試験を想定した練習をすることも大事です。
時間を計測しながらその制限内で解けるようにすることも大事ですし、
過去の試験問題のほかに、オリジナルの問題を解くことも、
途中からどんどん手を出していくべきですね。

特に計算問題や申告書の作成に関する部分では演習を豊富に繰り返しておかないといけません。
(計算問題では電卓を正確に早くたたく練習もよくやっておきましょう)。

通関士の難易度は、ただ合格率を表面的に軽く眺めていても本質は見えてきません。
ひと口に通関士の難易度が高いといっても、さまざまなニュアンスがあります。
通関士の難易度・合格率につきまとう要素をこのページで並べてみましょう。

~通関士の試験の合格ラインと難易度の関係~
通関士の試験には合格ラインがあります。どの年も共通しているのは、
3種類ある試験科目について、いずれも6割以上の正解を積み重ねる必要があることです。
受験者としては、全科目で余裕を持つなら7割以上の正解を出すことが目標といえます。

ただし、毎年必ずしも同じだとは限りません。

実は、この合格ラインは試験前にきっちりと発表されるわけではありません。
合格発表のときに一緒に発表されると思っていいでしょう。

これはようするに、受験者の出来栄えを見て、合格ラインを最終決定しているのです。
受験者の出来が悪かった年は、合格ラインが部分的に緩和されたことが実際にあります
(科目を限定して、合格ラインを6割から5割に下げる、といった方式ですね)。

端的に書くなら、かなり受験者全体の出来栄えがよくないときは
合格ラインを下げてもらえる可能性が高くなるということです。
もっとも、最初から救いの手が差し伸べられることを期待して受験に臨んでもいけませんが。

~通関士試験の難易度はコントロールされている~
ここまでをまとめると、一般受験者にとって通関士の試験は厳しいものの、
国としては一定数の合格者を毎年出したいと思っていて、
一般受験者にとって合格のための門戸はいちおう開かれているのです。

難易度が高くなりすぎて合格率が低迷しそうなときに救済が入るのもそのひとつですが、
もともと試験問題は、ただ難易度が高いだけではありません。
問題に変化をつけるために毎年あちこちが変更され、あちこちが難しくされていますが、
まるっきり問題が入れ替わってしまうことは実はまったくありません
(もしそんなことをすると、受験者の出来栄えはひどく悪くなってしまうでしょう)。
地道にそれまでの試験をよく参考にしてきた受験者が
合格しやすくなるように意図されているのです。

通関士の難易度が証明しているのは、「前年までの試験問題によく目を通す勉強を
してきた受験者に門戸が開かれている」ということでしょう。
それだったら、通関士のことを何も知らなかった人でも真似できることです。
ここまでの流れを踏まえて、次のページに進んでください。

通関士が珍重される職業になっているのは、ひとつには通関士になろうとしても難易度が高くて簡単ではないためでもあります。その通関士の難易度は、ただシビアなだけではありません
難易度が高すぎるのではつい通関士を目指すのをあきらめたくなってしまいますが、
シビアな現実から目をそむけずに切り込んでいったほうが、突破口も見えてきます。

通関士試験の難易度ですが、幸いなことに合格率等のデータが細密に世に公表されています。

                                        
年度 受験者数 合格者数 合格率
平成15年(2003年) 10,001人 1,211人 12.1%
平成16年(2004年) 10,191人 1,920人 18.8%
平成17年(2005年) 9,953人 2,466人 24.8%
平成18年(2006年) 10,357人 725人 7.0%
平成19年(2007年) 10,695人 820人 7.7%
平成20年(2008年) 10,390人 1,847人 17.8%
平成21年(2009年) 10,367人 807人 7.8%
平成22年(2010年) 9,490人 929人 9.8%
平成23年(2011年) 9,131人 901人 9.9%
平成24年(2012年) 8,972人 769人 8.6%
平成25年(2013年) 8,734人 1,021人 11.7%
平成26年(2014年) 7,692人 1,013人 13.2%
平成27年(2015年) 7,578人 764人 10.1%
平成28年(2016年) 6,997人 688人 9.8%
平成29年(2017年) 6,535人 1,392人 21.3%
平成30年(2018年) 6,218人 905人 14.6%

通関士の難易度は、この合格者の人数や合格率の移り変わりを見ると、
大まかな実態がつかめるのではないでしょうか。

この図を見ていると、通関士の難易度は確かに、低いなんて表現はできないですが、
ただ難しいだけだったら、もっと下がっていてもおかしくないですし、
それに数値の変動がもっと激しくてもおかしくないでしょう。
通関士の難易度には、上からの意図で調整が入っていると考えてください。

まずここで気がついてほしいことは、

・通関士の合格率は突然下落している(平成17年度までと18年以降で
だいぶ変わってしまっていますが、これは問題の形式が変わったことが主因だろうと
考えられています)

10人に1人以下の割合でしか今後は合格者が出されない見通しが強いこと
(問題の形式が変わったことだけが原因ではありません。
上述したように、通関士試験の合格者は綿密に調整をされているのです)

・通関士の受験者の人数が少しずつ増えたり減ったりしていること
(この5年間を通して、減少に転じているといってもいいですが
これについては今後もこの方向性が続くとは限りません。
ライバルがこれから減るだろうという見通しを持つのは早急だということです)

通関士の合格率は1割にも満たないのかと思うと、通関士の試験を受ける気分も
薄れてしまうかもしれませんが、これは「決して油断してはいけない」ことを
意味するものであって、決して「ただ望み薄」なことを意味するものではありません。

通関士の難易度にどう切り込んでいったら受かる方法が見えてくるのかは
次のページに進んで読み取ってください。

通関士の試験問題は、通関士の仕事がかなり特別な職業であることもあって、かなり特別な
科目構造をしています。通関士にうまく合格したいなら、その試験問題の特別ぶりを
よく見て研究しないといけません。どう見たらいいのかをこれから書いていきます。

通関士の試験問題は、当たり前のことながら毎年少しずつ変わっていますが、
3科目で構成されていることはだいぶ前から変わっていません。

第1の科目「通関業法

通関士について、通関業者、通関業務についてほか通関士の存在から
仕事の概要までをカバーした法律に関する出題です。

法令の内容を理解する必要があるため、最初はとっつきにくく感じられるとよくいわれますが、
いっぽうで慣れるとあとは楽だともいわれます。
またここはこの数年はそんなに試験で難しくなっていないため、
点を稼ぐチャンスでもありますね。

第2の科目「関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法
(同法第6章に係る部分に限る)

輸出には関税がつきものですが、その関税にまつわる法律に関する出題と、
関係がある貿易の法律にまつわる出題です。

試験では、関税法と関税定率法はとても重大です。問題の比重も高いばかりか、
勉強していってもやたらに難しいと感じるのが普通です。
ここで合格がいちばん左右されるといっても過言ではありません。

第3の科目「通関書類の作成要領とその他通関手続の実務

計算が出てくるなど出題形式からして他の科目との違いがあります。
ここは人によって得意不得意が大きく分かれる科目でもあります。
苦手意識を最初に持ってしまった場合は問題演習を繰り返すなどの対策が欠かせなくなります。

~通関士の問題形式~
通関士は、平成13年度を最後に、論述式の問題がなくなって選択式問題ばかりに変わりました。
大きく分けて通関士の問題形式は2通りです。

択一式
字からもわかりますが、複数の選択肢の中から答えを1種類選び出します。
「正しいものはどれか」「誤っているものはどれか」といった問いかけがなされ、
5つくらいの選択肢から選んでマークします。

選択式
語句等を選択することが多いと思って間違いありません。
たとえば、少し長めの文章の中に空欄がいくつかあって、
それぞれにぴったり当てはまる語句を、用意された選択肢の中から選び出してマークします。

このほかに、上述していますが計算をしないといけない問題もあります
税率を正確に計算できないとはじまらないのですが、公式等を正確に覚え込むほか、
本試験のときにてきぱきと正確に計算できるような練習もする必要があります。

通関士の試験問題のここまでの特性は、通関士の合格方法を研究するときに
とても重大なものですから、よく覚えてから先へ読み進んでください。

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