通関士の求人の最近の事情は

通関士の試験に合格したら、通関士を募集している会社を探さないといけませんね。

通関士は不景気でもやっていける仕事だとはいうものの、求人は簡単に見つかるというわけではありません。

通関士にせっかく受かってから、求人探しの際に四苦八苦しないで済むように、通関士の求人の最近の事情をまとめて説明しましょう。

学生の場合

在学中に合格した場合は、求人を探すといっても、新卒での募集が中心になるはずです。
この場合は求人情報を探すのはだいぶ有利な立場です。通関事業をやっている会社を探していけばいいわけです。

学生の時分から通関士を目指す例はあまりないため、情報も少ないでしょう。就職氷河期がまだ終わらない現在なら、在学中の合格は狙う価値があります。

実際問題、通関事業部門を持っている大手の運送業者や倉庫業者では、新卒採用で入ってきた社員に、通関士を受けることを促すことが多いものです。

話を戻しますと、大手であれば通関業者では毎年必ず新卒の求人は出しますから、通関士に受かっていることを面接等でたっぷりとPRするといいでしょう。

他の受験者よりも何倍も有利になることが想像できます。

社会人の場合

中途採用となると、新卒よりハードルが高くなる印象は否定できません。

今ではハローワークでもインターネットを導入している時代ですが、インターネットで「通関士」をキーワードにして求人情報を検索してもなかなか出てこないか、たまに少しずつしか出てこないという声もよく聞こえてきます。

その他の媒体、新聞や求人誌を見ても、そんなに通関士の名称が載ることはないでしょう。

通関士は通関事業者や貿易に関係している企業に限定される資格ですから、求人も探すときはかなり業種等を絞り込んでやる必要がありますね。
求人検索サービスを利用するときは必ず保有資格のほかに業種等にも注意しましょう。

なお、求人を見つけて応募するときは、他の業務を最初中心にやる可能性も考えたほうがいいでしょう。それはどうしてでしょうか?

現在、通関事業専門の企業よりも他の事業と通関事業を併設する企業がほとんどです。
それに、通関事業部門に配属されても、いきなり通関事業を担当するケースは少数で、他の仕事をこなしながら通関関係の仕事全般を学んでいくことが大半です。

通関事業者の求人に応募する際も、面接の場では通関士に受かっていて通関士の仕事をやりたいことをPRすることは大切ですが、それ以外の仕事もやる覚悟があることや通関事業全体を深く学びたいことをPRする姿勢も大切ですね。

どんな貨物の通関士として成長するか考えて選択をする

通関事業所もたくさんありますから、場所によって主業務とする貿易の内容は違います。
自動車の輸出入をよくやっている会社もあれば、精密機器の輸出入をよくやっている会社もありますね。

いったん通関事業所に就職すると、主に取り扱う貨物が出てきます。
できれば自分が興味を持てる貨物を扱っている会社に入るほうが、楽しく働けるでしょう。

また、あとで退職して次の会社を探すとなると、面接を受けるときに「前の会社でどんな貨物を担当していたのか」と質問されます。

通関士の実務経験があるだけでも非常に有利ですが、やはりどこの通関事業所でも「自社と近い仕事を担当してきた通関士を雇いたい」と考えるでしょう。

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