通関士を独学で挑戦すると?

通関士の勉強は、昔も今も主流はスクール等を利用することです。
通関士の勉強は普通の受験者には親しみのないことばかりですし、難易度も高いですから、プロの先生に教わったほうが無難だからです。

しかし、スクール等の学習機関をいっさい利用しない、つまり独学で通関士を勉強しようとする受験者もいます。これは毎年必ず出てきているようです。
そうやって通関士の受験で独学をするとしたら、それはどういう人に向いているでしょうか?

答えから書くならこうなります。

独学に向いている人の特徴

  • 科目の免除を受けられる立場の、実務を長年経験している人
  • そこまでいかなくても通関士に近い分野で働いてきて
  • 貿易や通関業務のことを実地で経験している人
  • 法律全般を本格的に勉強した経験がある人
  • わからないことができたときに、そのことを確認できる方法がある人
    (たとえばコネがあって、すぐに現職の通関士等にアドバイスをもらえる人)

ちなみに通関士の受験勉強を経験しただけでは、独学が成功しやすくなるとはいいきれません。
これはつまり、通関士試験に落ちたことがあるか、途中で受験をあきらめた人たちのことですが、通関士の試験では不合格者も脱落者も多いので、それだけでは有利にはなりません。

通関士の独学は、こうして見ると一般の受験者には当てはまらないように見えますが、それをもっと具体的に書いてみましょう。

独学のデメリットとは?

わからない部分が出てきたときに質問することができない

上にも書いたように、誰かにアドバイスや的確な回答をしてもらえる環境に恵まれていないと、通関士の独学はなかなか前進しないはずです。
テキストがどんなにわかりやすく書いてあっても、独学では絶対にわからないことが出てきます。

そこで独力で調べても時間がかかりますし、最悪の場合は正しい理解にたどり着けない可能性があります。

独りよがりの勉強になりがちで、それを修正できない

質問ができないことから派生して、独学での通関士の受験勉強は独りよがりに走る傾向が強いですね。
我流というと聞こえがいいですが、正しい理解ができているのか、正しい方向に勉強が進んでいるのか、確認することができません

受験対策を受けることができない

前年度の試験の動向等が書いてある書籍を探して買ったり、インターネット上のソースを探して読んだりすることはできるでしょうが、それだけではとても足りないでしょう。
これも結局、独りよがりの受験対策になってしまうことが関の山です。

通関士の独学は、かなり勝率が低い賭けだというわけです。
それでもあえて独学をしてみたい人は次のページで、その試し方を考察してみてください。

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