目次
日本関税協会の評判
通関士の通信講座をここでひとつずつ詳細に説明していきましょう。
いくらかかるのか、どんな教え方をしてくれるのか、といった受講者が気になる点を項目化して説明していきます。
今回は「日本関税協会」の通関士の通信講座についてです。
通関士試験対策オススメ通信教育「日本関税協会」
日本関税協会は、通関士の通信講座の世界では非常に異色の存在です。名前からもわかるように、いわゆる企業ではなくて公益財団法人です。
しかし、通関士を育成することを重視したいという意向もあって、何十年も前から通関士の通信講座を続けています。
マウンハーフと並んで、通関士の指導のスペシャリストとなっているとみなしてもいいでしょう。
ただし、すべての受講者が満足しているというわけではないようです。
むしろかなり古くから続けていることがあだになって、豊富な蓄積を利用しているという範疇を超えて、指導法が古めかしくなってしまっているふしもあります。「基礎から徹底して自分のものにしていきたい」という人にはかまいませんが、最新式の指導や対策を期待する人には物足りない結果になる可能性があります。
「先生の先生」による直接指導を受けられるのは、ココだけ
日本関税協会の講座テキストや問題集を監修しているのは、主に税関研修所の元教官というベテラン揃い。
プロを育成するプロによる講座だから、「このテキストさえマスターできれば問題なし!」と安心して学ぶことができますね。
テキストは“初学者でも無理なく学べること”が目指されていますから、とっつきにくい内容も分かりやすいのが特徴です。
フローチャートなどを多用、難解な内容もかみくだいて繰り返し説明しているなど、学びやすさが追求された教材内容に定評があります。
ただし、日本関税協会の通関士通信教育では、映像講義が提供されません。
文字だけで学んでいく講座のため、その点、他の通信教育と比較すると学びづらさがあると感じられるかもしれません。
課題は6ヵ月の受講期間の中で7回、みっちり取り組む
「通信教育」というと、どうしても「通学講座よりも学習の状況が手薄になるのではないか」といった心配がつきものです。
しかしながら、日本関税協会が展開する講座においては受講期間6ヵ月の中で7回も課題を提出させる徹底っぷり。
実践的な内容にもしっかり取り組める力が身につきます。
スクーリングや税関見学会等、モチベーションアップにつながる工夫も
基本的に一人で学んでいく通信教育では、モチベーションの維持に苦戦する受験生が少なくありません。
その点、本講座ではスクーリングや答練といったオプション講座の参加により、刺激を受けながら試験対策に取り組めるようになっています。
また、初学者を対象とした『東京税関見学会』が実施されるのも特徴のひとつ。
同じ目標を持つ受講者とのコミュニケーションの場として活用でき、モチベーションアップにつながるというメリットもあります。
もちろん、現場を見ることでその後の学習をスムーズに進める効果も期待できるなど、まさに良いことづくめの催しです。
■ 日本税関協会
通関士養成通信教育講座
⇒公益財団法人 日本関税協会