各通信講座の特徴
通関士の通信講座について、総合的に比較をして発表したいと思います。
通関士の通信講座について、現在の日本ですぐにでも探せて、すぐにでも申し込めるチャンスがある種類をひとつずつ前のページまでで説明してきました。
もっとも、1社ずつ詳細な説明をする必要は高いですが、それだけではこれから申し込む通関士の受験者にとって、それぞれの通信講座の違いがすぐに整理できないかもしれません。
そこで、各通関士通信講座をいくつかのチェックポイントごとに比較をする表を作成しました(ここでは特に「初心者である受講者にとってどう感じられるのかを判断に使っています)。
コスト | テキストほか | Eラーニング | 学習サポート | |
日本関税協会 | ○ | ○ | △ | □ |
マウンハーフ | ◎ | ○ | △ | ○ |
LEC | △ | ○ | ◎ | ◎ |
TAC | △ | □ | ○ | ○ |
ヒューマンアカデミー | △ | ○ | ◎ | □ |
クレアール | □ | ○ | ○ | ○ |
ユーキャン | ◎ | □ | △ | □ |
フォーサイト | ◎ | ◎ | ◎ | □ |
ゼミネット | ◎ | □ | ◎ | ○ |
(凡例)□が標準で、△は多少のマイナス、○はプラスです(◎は特に高評価)。
この比較を使って通関士の通信講座のランキング、初心者にとって頼れるような通関士の通信講座のランキングをつくるとすると、上位は次のようになります。
- 1位 フォーサイト
- 2位 ゼミネット
- 3位 LEC
フォーサイト
1位のフォーサイトは、安いにもかかわらず、初心者がわかりやすく勉強できること、そして勉強がつらくならないような工夫が教材やサポートに導入されていることが功を奏しているようです。
ゼミネット
2位のゼミネットもほぼ同じことがいえるでしょう。
ゼミネットはレジュメだけをつくっていて独自のテキストや問題集をつくらない点以外はかなりのコストパフォーマンスになっていると感じられているようです。
LEC
3位のLECは、大手のスクールならではのメリットを存分に持っている会社として、上位に食い込んでくるのも本来は当然のことでしょう。
大手のスクールにありがちな、高い受講料が残念と言えば残念ですが、メジャーなスクールに安心して身をゆだねたいという希望がある人にとってはとてもメリットがあるはずです。
今回の結果は、「初心者にとって、わかりやすく通関士の受験勉強を教えてくれる通信講座」そして、「なるべくお金がかからない通信講座」であると、ランキング上位に入りやすいという結果になっているように感じられますね。
これから受験する方々も、この結果は大事に受け止めていただきたいと思います。