一発で合格する人はどのくらい?
通関士の受験では、とにかく勉強時間との戦いとなりますね。
ところで「勉強時間」や「期間」という言葉が目に入ると、ほとんどの受験者はどうしても
- 毎日どれくらい勉強したらいいか
- 通関士の本試験までにどれくらいの時間をかけたら受かるのか
といった疑問に集中してしまう傾向があります。
もっともその他の質問もよく出ていますね。
「失敗した場合は、どれくらいの時間が必要になるのか」「合格者はどれくらい受験しているのか」といった質問を、合格者や通関士の講座を持つ学校の講師等に質問する人もけっこういるのだとか。
確かに、通関士の試験も難しいですから、再受験組は無視できない人数に上ります。
この疑問を解消するに役立つ詳細なデータはなかなか見つからないのですが、合格者向けの(各地で行われてきた)インタビュー結果等を統合すると、1~2回の受験で合格を決めている人が大半を占めているようです。
つまり3回以上チャレンジしても、合格はめったにできないということのようですね。
再受験を繰り返す人の対策
これについてはいろいろな背景があることでしょう。難易度が高い問題が並びますから、集中して短期決戦で合格を決めるべきであることは間違いないはずです。
ただし、1回失敗しただけならまだ望みがあるわけですね(1回目の受験のときは、勉強時間が1~3ヶ月くらいとロクにとれなかったケースもあるはずですから)。
いずれにしても、1回失敗したら、やり方を徹底して反省し、改めるべき部分を変える必要がありますね。
独学で失敗した場合や、どこかの学校に入ったもののはかどらなかった場合は、そうしたやり方はもう放棄するべきでしょう。
短期間で集中的に勉強できそうな通信講座等を選んで、「もう今回は、あとがない」と背水の陣に臨む心境でぶつかりたいところです。
これらのデータからわかることは、
- まだ受けてないなら、1回で決めるつもりで予定を組むこと
- 1回失敗したら、次で何が何でも決める覚悟をすること
- 独学や通学で失敗したなら、もうその過ちは繰り返さないこと
でしょう。